ヘアーブラシのお手入れ方法
2017.3.16ヘアケア
こんにちは。訪問出張ヘアサロンのアプローズです。これまでヘアブラシとブラッシングについてお話ししてきました。そこで今回は、ブラシのお手入れについてお話しします。
ところで皆さんは、ご自身で使われているヘアブラシを定期的に洗っていますか。迷わず「YES!」と答えられる方はかなりマメな方かもしれませんね。「洗ったことがない」とか「気が向いたときに、たまに洗う」といった方も多いでしょう。スッキリ洗われたブラシを使うと、髪や頭皮に良いばかりでなく気分も良いものです。さっそく、ブラシのお手入れ方法を見ていきましょう。
お手入れの前にまず、ご自身のブラシの素材を確認します。洋服をクリーニングする前にも、生地の素材を確認しますね。素材によってお手入れ方法が変わるのはヘアブラシでも同じことです。獣毛などで作られたブラシは水洗いには適しませんが、プラスチック製であれば水洗いをしても問題ありません。
最初にブラシを水洗いする方法を見ていきましょう。
①髪の毛やほこりを大まかにとり除く。
②洗面器にブラシが浸かるくらいの水を溜め、普段使用しているシャンプーを3~5プッシュほど入れて泡立てる(洗面器の中でブラシをガシャガシャ動かして泡立てます)。
③泡が立ったらブラシをその中に浸けて一晩置いておく。
④翌朝、洗面器からブラシを引き上げて流水などで水洗いする。
⑤泡が完全に流せたら水気を切って、乾いたタオルの上に毛先を下に置いて乾燥させる。
しばらくシャンプー液に浸けておくことで汚れが浮いてきて簡単にお手入れできます。
では猪毛や豚毛など、天然素材のブラシの場合はどうでしょう。これら天然素材のブラシは基本的に水洗いには向きません。メーカーによっては「水洗いをしないでください」と明言しているところもあります。水に浸けると毛が抜けてしまったり、素材本来の獣のにおいが発生してしまったりすることがあるようです。こういったブラシの場合は、日ごろのお手入れが大切です。綿棒や爪楊枝を使ってほこりや髪の毛をその都度取り除いてください。ブラシクリーナ―といった便利な道具もうまく取り入れたいですね。
もし、どうしても天然素材のブラシを水洗いしたいという場合には、ネットなどであらかじめ泡立てたシャンプーをブラシにつけて、水を張った洗面器などで振り洗いをします。あまり長時間水に浸けないよう手早くやることがポイントです。
また、使用前のブラシにガーゼをしておくことも有効です。ブラシの大きさに切ったガーゼを上からあてがい、別の櫛やブラシでガーゼをブラシの根元まで押し込みます。余ったガーゼはブラシの後ろ側に巻き込むようにして輪ゴムでとめておけば、使用中に煩わしいこともありません。ほこりや汚れはブラシの根元に溜まりやすいという特徴がありますから、使用前にガーゼをしておけばガーゼに汚れが吸収されます。ガーゼを外せば清潔を保てますので、自分のブラシを人に貸してあげるときや、ひとつのブラシを何人かで使い回すときなんかにも、オススメの方法です。
スッキリしたブラシを使って、気分も頭皮もスッキリしましょう。