市販のカラーとサロンカラーって何が違うの?
2016.9.15ヘアケア
こんにちは。訪問出張ヘアサロンのアプローズです。
ヘアカラーに興味のある方なら誰でも「市販のカラー剤で自分で染めるのと、美容室でカラーしてもらうのと何が違うの?」と疑問に感じたことがあるでしょう。そこで今回は、ヘアカラーのお話しをします。
ヘアスタイルは言ってみれば「顔の額縁」のようなものですから、人の印象を大きく左右します。カットで髪の形を整えることも大切ですが、ヘアカラーでもずいぶん雰囲気が変わります。カットとカラーのセットでヘアスタイルを考えると、もっと素敵になります。
ところで、市販のカラーと美容院のカラーはどう違うのでしょうか。一般的には、サロンカラーに比べてホームカラーでは次のようなことが言われています。
①色のバリエーションが限られている。
②色落ちしやすく、色むらが出やすい。
③髪の毛にダメージが出やすい。
この違いが起こる原因として、第一にはやはり、技術の違いということがあります。そして第二に、使っている薬剤そのものも違います。
薬剤の違いについては「同じ、もしくは似たようなもの」と誤解されている方もいらっしゃるようです。けれど市販のカラー剤は基本的に、初心者の方でも扱いやすいように作られており、さらに「臭いが少ない」などの配慮がされているものが多いです。その点、美容師が使うものは専門知識がないと扱いづらく、使用目的も「髪を染める」ということに軸足を置いています。
また、髪の毛は少しずつ伸びていきますから、髪の根元と先端とでは「歴史」が違います。一本の髪の毛の中に生まれたての赤ん坊の部分と、成熟しきった大人の部分が混在しているようなものです。そこで、美容師は髪の部分に応じて薬剤を使い分けています。ホームカラーでは、同じカラー剤を髪の毛全体に一様に塗っていくので、どうしてもムラや痛みが生じやすいです。
そうはいっても、「自宅で気軽にヘアカラーを楽しみたい」という気持ちもよくわかります。ホームカラーを選択される方は、上記のようなリスクを知って、うまく利用されてください。