福祉美容師ってなに?
2016.3.15アプローズ
こんにちは。訪問出張ヘアサロンのアプローズです。
皆さんは「福祉美容師」という言葉をご存じですか。あまり馴染みのない言葉ですが、介護の現場で働いている方や、お年寄りや障がいをお持ちの方と一緒に暮らしている方は聞いたことがあるかもしれません。
体が不自由でご自身ではなかなか美容室に行けないという方に施設やご自宅に出張して美容サービスをするのが「福祉美容師」と呼ばれる美容師です。「福祉美容師」は日本理美容福祉協会というNPO法人が認定する資格で国家資格ではありあませんが、社会の高齢化にともなって注目されつつあります。
テキストで福祉器具の取り扱い方法や介助の知識などを学んだ上で実技講習などを受けて、必要な知識を習得します。晴れて「福祉美容師」に認定されると、認定証が発行されます。
「福祉美容師」は訪問美容をするために必ず必要な資格というわけではありませんが、資格取得に必要な知識は実践的で日々の仕事の中で役立つことばかりです。介護の現場ばかりでなく、東日本大震災のときにも多くの福祉美容師が被災地ボランティアとして活躍していたそうです。
けれど、美容師としての心構えは訪問でも店舗でも変わりません。お客様の「キレイになりたい」という気持ちを大切にして「嬉しい!楽しい!」のお手伝いができたら、と思っています。